ご一緒したこと

ミートボールやハンバーグなどで有名な「石井食品株式会社」。実は、調理済みハンバーグの開発や、無添加調理への挑戦などを業界で初めておこなってきた老舗の食品メーカーです。

出汁や調味料ひとつひとつも、現地へ足を運び、味と品質を見極め選定する姿勢。一番おいしい状態でお客様に届けるために、同じ素材でも産地によって調味を変える職人技。そんなこだわりを、当たり前に、誠実に実現されている姿に惚れて、ご一緒させていただくことを決めました。

開発したのは、日常のちいさな困りごとにも寄り添う新しいおかゆ、「potayu（ぽたーゆ）」。ふだんから心身を癒し、災害時には偏りがちな栄養を補える、おいしく・安心安全で本当に役立つ非常食として、被災された地域のみなさんの声も反映して開発しています。

事業成果・評価

（クライアントのヒアリングより実施した「n=1を大切にする事業評価シート」の回答の一部抜粋をしています）


事業の目的：
災害時はもちろん、日常にある「困りごと」により、傷ついたり、悩んだり、疲れたりした心や体をも癒す新しい非常食が手に入る社会。

定性的な成果：
・良いものをつくるには、チームの予定調和ではなく、多少ギスギスしたり、みんなが不安になる瞬間も必要ということが体験できた
・視察先の東海大の学生に絶賛され、ストックしておきたいと言ってもらえたのはすごく手応えを感じた。
・思っていた以上に美味しい／子供も喜んで食べてる／病気で体に気をつけたいからちょうど良いなど、非常に好評。
・リリースイベントでは被災者の方々が再会を懐かしむ雰囲気がとても良く、そこに石井食品の社員も加って、関係性が可視化され、繋がる場所になったのはとても良かった
・非常食の概念にとらわれない非常食を作っていくという、一つの道筋ができた。
・普段から食べられる常温品カテゴリが増えてきた。市役所と組んで地域食材を使ったプロジェクトも推進中。
・病気の子供を持ったお母さんに試供品として一番配りやすい。それが転じてNPOに寄付できるような文脈の商品を作ろうという流れになった。※売上の一部を寄付

その他、世の中全体の動き：
メディアの皆さんもとても一生懸命取り上げてくれた。震災の発生、その後のタイミングで非常食という文脈もあり、私達が一緒にヒアリングをして関わった方々と繋がっているメディアの方から口コミもあった。
そのような人の繋がりの連鎖や、友達になったからこそ、そこから広がった関係性の人たちが集まってた。

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Project Manager：田中 美咲
Creative Direction：佐藤 かつあき
Product Design：佐藤 かつあき
Planning：田中 美咲・中西 須瑞化
Photo： 中西 須瑞化
Stylist：田中 美咲
Copy Writing：中西 須瑞化
Marketing Directer：村上 直子
Special Thanks：熊本のみなさま