株式会社 morning after cutting my hair

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空想都市中村市都市改善推進課カバー画像
株式会社morning after cutting my hair(自主事業)

研修プログラム「空想都市中村市都市改善推進課」

事業リリースnote

社会課題×空想都市の研修事業

本研修事業では、極限まで現実に近い架空の都市「空想都市 中村市(なごむるし)」を舞台に、現実に起こっている社会課題を投影しながら自分の考えや他者の考えを理解し、きたる“VUCA時代”を生き抜くための「熟議する力」を養っていきます。

<本研修で目指すもの>
1)社会課題やSDGsについて、記号ではなく体感として接する機会の創出
2)「正解」を追いかけるのではなく、「答えのない問いを深めていく」経験の創出
3)直面するできごと(課題)に対して、自分は何を感じて考えているかと内省し、認識し、それを他者へと伝える力の向上
4)自分と異なる考えを持つ他者の意見や感情に耳を傾け、理解しようとする対話力の向上

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<研修概要>
所要時間:3.5h-4h
参加人数:最大25名程度(応相談)
必要スキル:オンライン環境での通話・パワーポイントなどの編集が可能なこと
基本使用ツール:Zoom、パワーポイントもしくはGoogle drive

この研修は、参加者のみなさんが「中村市都市改善推進課」の研修生として中村市役所を訪れたところから始まります。
空想都市「中村市(なごむるし)」を舞台に、今の世の中にある「社会課題」について、誰もが「自分はどう感じるのか」「どうすればいいと思うのか」を自問・内省し、他者と対話し熟議することで、多様な価値観や新たな課題、発想を知ることができる内容となっています。
これからやって来るといわれる「VUCA時代」を生きていくために必要な「熟議する力」を養いながら、社会課題についても理解を深める体験没入型のワークショップです。

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企画の流れ:1. ルール説明 2. 個人研修 3. チーム研修 4. 最終全体報告 5. 振り返り

VUCA時代を生きていくために必要な「熟議する力」を養う

「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の四つの言葉の頭文字をつなげた造語である「VUCA(ぶーか)」は、これからやってくる時代を指す概念として、2010年代にダボス会議や米国人材開発機構などをはじめとしたビジネスシーンで多く用いられるようになりました。
近年、変化が激しく、予測不能な事態が多発し、より複雑化していく社会の中で、これまでのような「予測して計画を立て、その通りに実行し分析する」といういわゆる「PDCA」のやり方はもう通用しなくなっていくのではないかといわれています。

「正解」を探すのではなく、「自分たちで自分たちなりの正解をつくっていく」社会になっていくために、社会課題というものに対しても前段なく解決策を講じるのではなく、
・何が本当の課題なのか
・なぜそれが課題だといえるのか
・それは本当に解決すべきなのか
・なぜ解決するべきだと考えるのか
という部分を個々人が考える場づくりや能力の養成が急務です。

答えのない「社会課題」というものとも向き合いながら、共に生きていくこれからの時代において、個人や組織・ひいては社会そのものが持続可能であるために必要になってくるのが、「熟議する力」であるとmorning after cutting my hairでは考えています。

熟議する力を養う5つのステップ 1. 社会課題の存在を認知する 2. 当事者の状況/心理を想像する 3. 自分の感じたことや考えを内省し、言葉にして伝えていく 4. 同じ課題に対して異なる感想や意見を持つ人がいることを知る 5. 多様な価値観を理解しながら、課題に対して「どうするか」を見出す

空想都市「中村市」とは

空想都市とは、「地理人」こと今和泉隆行氏の手によって描かれた、「極限まで現実に近い空想の都市」のひとつです。サイト上には空想都市の精緻な地図が公開されており、誰でも自由に閲覧することができるようになっています。

本事業では、「熟議」の場の設計として、「誰もがフラットに語れる機会の創出」「自由な発言が可能な場づくり」を念頭に置いています。現実の街を舞台に設定してしまうことで生まれる事前知識の差や立場上の発言の制限などを生まないようにするために、長年お付き合いのある今和泉さんにご依頼し、地図監修としてご協力をいただくこととなりました。

株式会社地理人研究所
https://imgmap.chirijin.com/

公開されている空想都市「中村市」の地図の写真

【研修実施企業・団体様募集中】

現在、本事業による研修プログラム実施のご依頼を受け付けしております。
2020年8月現在では、株式会社日立製作所様の社内・社外研修ワークショップとして「アフターコロナの移動を考える」といったテーマで実施し、満足度89%という評価をいただきました。

企業・団体様の関心のある社会課題のテーマによって、参加者で熟議するためのテーマシナリオをカスタマイズしていくことなども可能ですので、
ご関心のある企業・団体様がいらっしゃいましたら、まずは当サイトCONTACTページもしくは下記メールアドレスよりお問合せください。

/// お問合せ
ホームページからのお問い合わせはこちら
メールでのお問い合わせ:info@macmh-inc.com

/// 事業リリースnote
https://note.com/macmh/n/ne37b5c3bfd47

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スライドのキャプチャ画像「空想都市 中村市 都市改善推進課へようこそ。」

スライドのキャプチャ画像 市民会議室のイメージ写真

企画で取り扱う社会課題のサンプル 1. ダブルケア 2. 相対的貧困 3. 防災・気候変動

参加者の満足度の円グラフ 非常に満足が47%、満足が42%、どちらでもないが11%

ワークショップ参加で得ることができたと思うものの棒グラフ。一番多かったのは「異なる価値観の人とも熟議できる経験ができた」